高脂血症は食生活の適正化から

高脂血症(脂質異常症)は、脂肪、糖質の過多、肥満等によって血液中のコレステロール値、中性脂肪の値が高くなっている状態をいいますが、食生活の欧米化・飽食化で、総エネルギーに占める脂肪エネルギー比はついに適性比率である25%(国民栄養調査)を超えたと言われています。
最近では通院されている高脂血症者数の50%位はコレステロールのみ高い値を示しており、コレステロールと中性脂肪の両方が高値を示しているものは35%程度で、残りの15%程度が中性脂肪のみ高い値を示しています。
高脂血症の原因は大まかにいうと、遺伝的な素因のほかに過食、高脂肪食、運動不足などの悪い生活習慣や、それによる肥満があげられますが、やはり食事にからんだ要因が一番多いということになります。
したがって、高脂血症の予防・改善にはまず、食生活を適正に保つことが重要になります。

高脂血症を防ぐお奨め食事内容

高脂血症を防ぐための食生活では、以下の6項目が重要になります。

  1. 偏らず栄養バランスのよい食事を摂る
  2. 摂取総エネルギー量を抑えて、適正な体重を保つ
  3. 飽和脂肪酸(おもに獣肉類の脂肪)1に対して不飽和脂肪酸(主に植物性脂肪や魚の脂)を1.5〜2の割合で摂る
  4. ビタミンやミネラル、食物繊維もしっかり摂る
  5. 高コレステロールの人は、コレステロールを多く含む食品を控える
  6. 中性脂肪が高い人は、砂糖や果物などの糖質と、お酒を減らす
1〜4はコレステロール値の高い方、中性脂肪の値が高い方のどちらにも共通ですが、5と6はそれぞれ別個の注意点になります。

コレステロール値の高い方方は動物性脂肪を減らすことが重要です。
肉の脂身や霜降り肉、バター、生クリームやアイスクリームは、コレステロール値を上げやすい食品なので、とり過ぎないようにすることと、コレステロールの多い食品は控えめにすることです。特にコレステロールが多い卵は、1日1個が限度です。
また、中性脂肪が多い方は油脂、糖質、とくに砂糖を含むもの、それから果物を食べ過ぎないことです。
こういった食生活は、最近話題になっているタニタ食堂レシピをメニューに加えることでかなりの部分がカバーできますし、血液サラサラ成分を多く含む今話題のサプリメントを補助的に摂っていくことも非常に有効とされています。

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