脳卒中の前兆とは

脳卒中(脳血管疾患)は、ある日突然発作に襲われるケースが多いのですが、しっかりと思い起こせば、それ以前に脳卒中特有の何らかのきざし(前兆)があると言われています。
それら脳卒中の前兆は自覚症状としてはわりと軽いものですが、以下に上げる症状が現れたときにはには要注意です。

@吐き気を伴う強い頭痛
脳卒中に関わる頭痛は、その痛みの強さの点で通常の頭痛とは大きく異なり、よく「ハンマーでたたかれたような痛み」と表現されることがありますが、こうした場合、吐き気を伴うのが一般的です。

Aめまい
めまいの中でも、急に起こっためまいで手足の痺れ、脱力感、物がダブって見える場合は脳卒中の疑いが高いです。

B痺れ・脱力感
顔や左右半身の手足の痺れ、脱力感を感じた場合は脳卒中の発作の疑いが濃厚です。

C意識不明
脳卒中に関連している場合は、脳内の太い血管が細くなったことで脳貧血が生じたと考えられますが、またオシム元サッカー日本代表監督の場合のように、心臓に原因のある不整脈の可能性もあります。

いずれにしても脳卒中は倒れてからでは遅いので、とにかく早期の発見が重要になります。

脳卒中は再発作を防ぐことも重要

脳卒中(脳血管疾患)は前述した症状以外でも、思うように喋れない、急に視界が悪くなる、にわかに物忘れがひどくなるといった場合は、脳卒中が原因となっている可能性がありますので、とにかくこうした兆しが現れた場合は速やかに病院へ行くようにしましょう。
そして、脳卒中の場合に、早期発見とともに重要なのが一度脳卒中の発作に襲われた後の再発防止です。
一般に言われているように、「幸い、初回発作が軽い発作で済んだ場合、それを見逃さず再発作を防ぐための手を打つ」事は大変重要です。
脳卒中は、生活習慣が確実に変わっていかない限り、発作を繰り返す可能性が高いと言われています。
したがって、脳卒中の原因となったと思われる生活習慣の改善が必須となりますが、それとともに血液をサラサラ状態にして血栓や血液の詰まりを防ぐことが大変重要になってきます。

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