レビー小体型認知症
レビー小体型認知症(れびーしょうたいがたにんちしょう、通称DLB)は、以前は「びまん性レビー小体病」と呼ばれていて、アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症と同じ認知症であり、変性性認知症の一種です。
この認知症は日本で発見されたとされ、日本では三大認知症の1つとされており、認知障害だけでなくパーキンソン病のような運動障害も併発するのが特徴となっています。
この病気特有の症状としては、幻覚をみたり、妄想をしたりすることが上げられますが、やがて、アルツハイマー病のような認知障害と、パーキンソニズムと呼ばれるパーキンソン病のような運動障害の両方が症状として表れます。
このレビー小体型認知症は徐々に進行していきますが、アルツハイマー型認知症に比べて10倍も寝たきりになるのが速いとも言われています。
初期の段階では、診断が難しくアルツハイマー型認知症やパーキンソン病と診断されたり、初期にうつ病の症状が出てうつ病と診断されることがありますが、レビー小体型認知症は、早期発見と適切な治療によって進行を遅らせ症状を和らげることができます。
レビー小体型認知症は早期発見が重要
レビー小体型認知症は、初期に幻覚(特に幻視)や妄想が出ますが、その内に物忘れなどの認知症の症状が現れ、さらに体が硬くなる、動作が遅くなる、小またで歩くなど、パーキンソン病に似た運動障害が出てきます。
徐々に進行して認知症がひどくなり、高齢者は数年もすると寝たきりになることも多い病気ですが、早期に正確に診断することで、治療効果が期待できる疾患とされています。
ですから、レビー小体型認知症は、とにかく早めに上記のような症状を察知してお医者さんにご相談するのが重要になってきます。