狭心症の予防に効果のある伝統的な日本食

狭心症は、遺伝的な要素も多いと言われていますが、それよりも毎日の食生活が大きく影響していると言われています。
伝統的な日本食は、脂肪や糖分が少なく、逆に繊維質やカルシウムが多いのが特徴で、これにより日本人には欧米人と比較して、血管が詰まることによって発症する狭心症や動脈硬化といった病気は非常に少なかったのです。
狭心症といった虚血性の冠動脈疾患の予防策として上げられているものとして、「バランスの良い食事」「適度な運動」「禁煙と節度ある飲酒」「ストレスを溜めない生活」などが上げられていますが、その中でも食事は最も重要になります。 その代表的な例として、日本人移民の方々の例が参考になると思います。
日本人の中で、移民として海外で暮らしている人は、第一世の方であっても、冠動脈疾患が増えていたという事実があります。
これは遺伝的な要素に関わらず、食事のパターンが変わってしまうことによって、狭心症・心筋梗塞は起こりやすくなってしまうということを如実に物語っており、伝統的な和食を食することが狭心症の予防にいかに効果的かということがお分かりいただけると思います。

狭心症の予防効果のある食品

狭心症の予防には、伝統的な日本食が良いという話をしましたが、狭心症予防には、基本的には、動物性たんぱく質は魚から摂取し、それに加えて野菜を多くとることが望まれます。
また、狭心症の原因である動脈硬化を予防する食事のキーワードは「和食、魚、野菜、大豆製品、減塩」です。
たんぱく質を摂取する方法として、和食に多い魚はとてもいい食品であることは良く言われています。
これは北極圏で暮らすエスキモー(イヌイット人)の方々に関する研究から分かっていることですが、魚を主食とする彼らは、殆どの食事が動物性たんぱく質であるにも関わらず、動脈硬化など狭心症・心筋梗塞につながる病気が見当たらなかったそうです。
また、動脈硬化の進行を防ぐには、血液をサラサラにする食品を摂る事もが重要になります。
それには、コレステロールや糖類の過剰摂取を回避するだけでなく、血液中でコレステロールが酸化して、血液ドロドロになってしまうのを防ぐ血液サラサラ成分を多く摂取することが必要になってきます。
血液サラサラ成分の代表格としては今話題の硫化アリルが最も有名ですが、硫化アリルは、血中の脂肪を溶かしてサラサラにするだけでなく、血小板凝集阻害や血栓溶解作用があり、行者ニンニクや玉ねぎなどに多く含まれています。
さらに玉ねぎには、血中の悪玉コレステロールを減少させる働きや血小板の凝固を抑制する作用を備えていることも証明されていますのでおススメです。

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