痛風の前触れ
痛風の症状としては何といっても激痛の痛風発作ですが、痛風の発作はある日突然なんの前触れもなく起きます。
夜に就寝する時はなんの異常もなく、寝ているうちに何となく足の親指などの関節が痛みだし、赤く腫れて熱を持ち、その痛みが次第に強くなって翌朝にはあまりの激痛に耐えられないほどになります。
こんな状態が2〜3日続き、その後次第に痛みが和らいでいきます。1〜2週間で痛みは完全になくなり、痛風発作があったことも忘れてしまうくらいに治ってしまいます。
このように痛風の症状である痛風発作は、足の親指の付け根の関節に起こることが多いのですが、激しい痛みの痛風発作が起こる何日も前から、痛風の前触れともいえる前兆症状を自覚することがあります。
痛風発作の経験者ほど前兆症状を自覚しやすいといわれていますが、痛風の前触れともいえる前兆症状として「患部がムズムズする」とか「なんとなく痛い」といった症状を自覚することがあります。「ピリピリする」「ザワザワする」「違和感がある」「普段感じない鈍痛がある」といった前兆症状を訴える痛風患者もいます。
いずれにしてもこういった痛風の前触れを察知できるのは痛風発作の経験者以外はなかなか気が付きにくいので、最初に痛風発作に襲われるケースでは殆ど前兆症状を自覚することはないようです。
ですから、痛風の前兆期の薬として痛風発作を予防または軽減する目的で使う薬がありますが、使うケースは限られてしまいますので、日頃から生活習慣の見直しや暴飲・暴食・ストレスといったものを避けて、できる限り血液サラサラ状態を心がけるようにしましょう。