高血圧の原因

高血圧の原因を考える前に...
高血圧は厚生労働省によると、50代で2人に1人、60代で3人に2人、70代になると何と4人に3人の人が高血圧症と言われています。ちょっとビックリ!です。

これが高血圧=国民病と言われる所以ですが、実は高血圧の90%以上は明確な原因が不明なんです。
しかし、生活習慣と遺伝的な体質が関係しているとことは解明されています。

一次性高血圧(本態性高血圧)と二次性高血圧

高血圧は、その原因により「一次性高血圧」(本態性高血圧)と「二次性高血圧」に分類されます。
このうち一次性高血圧(本態性高血圧)は特に明らかな異常がないのに血圧が高くなります。
但し、血圧を上げる要因は明らかにされていて、食塩のとりすぎ、加齢による血管の老化、ストレス、過労、運動不足、肥満、そして遺伝的要因などが上げられています。
一方、「二次性高血圧」は、腎臓病やホルモン異常など、原因となる病気があるものを言います。こちらは、原因となる病気が治ると、高血圧も改善します。

高血圧の第一の予防法が塩分を抑えること

高血圧予防の代表的なものが、塩分摂取を抑えることです。
では、なぜ塩分の過剰な摂取が問題なのでしょうか? 塩分(ナトリウム)をとりすぎると、血液中の塩分濃度が上がらないように、水分で薄める作用が働きます。
そのため体内の水分が多くなり、血液の全体量が増大し、血圧が上昇するのです。
血圧が上昇すると腎臓から水と塩分が効率的に排泄されるようになります。

高血圧の原因には遺伝子が関係

一次性高血圧(本態性高血圧)には、遺伝的な要因が関係しており、調査機関により若干結果は異なりますが、両親とも高血圧の場合、その子供が高血圧になる素因を持つ確率は1/2、親のどちらかが高血圧の場合は1/3、両親のどちらも高血圧でない場合は、1/20という結果が出ています。 あくまで高血圧になりやすい遺伝的因子の割合で、生活習慣に注意することによって発症しないケースもあります。
遺伝との関係を知り、生活習慣に気をつけることは高血圧の予防や改善につながります。

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