動脈硬化の症状について

動脈硬化の症状はどういったものが上げられますでしょうか?
実は、動脈硬化をはじめ高血圧や糖尿病などは、他の生活習慣病である痛風のようなハッキリした自覚症状がありません。
動脈硬化は初期症状が殆どないばかりか、自覚症状がないためにそのまま静かに深く進行していくと言われています。
ですから、治療や注意を怠ってしまいがちになり、その結果深刻な合併症などを引き起こすことになるので注意が必要です。

動脈硬化が発生しやすい部位は、主に心臓、脳、足と言われています。
●心臓に関する症状
少しきつめに動いた場合、動悸がしたり息切れや息苦しさを感じたりします。
例えば階段の登り降りや重い荷物などを持ちながら歩くと、息苦しくなってきます。

●脳に関する症状
手や足の力が抜けたりしびれたりしてしまい、またうまく話せなくなったり、頭痛やめまいが起こったりします。
動脈硬化が関連する場合、手足のしびれやうまく話せないなどは危険な兆候である可能性がありますから、すぐに医師に相談することが重要です。

●足に現れる症状
足が冷えやすくなったり、歩くとふくらはぎや太ももの裏側に痛みを感じ、足を引きずるような状態になります。また痛みは安静にしてもなかなか治まりません。またちょっとした刺激で傷や化膿が生じ、その治りも悪くなります。
つまり、動脈硬化は血行が悪い状態ですからこのような症状が起きますが、このような症状が足に発生したらすぐに医師に相談することです。

上に挙げたような症状が現れたときには動脈硬化が原因とは限りませんが、動脈硬化であるとするとかなり進んでいる危険な状態といえます。

成人病や生活習慣病検診などで動脈硬化を疑われても、症状が現れず精密検査も受けずに放置してしまう人が多く見られますが、動脈硬化の疑いありと診断された場合は、速やかに対応することです。
まずは医師に相談することですが、普段の食生活の見直しなど生活習慣そのものを見直すことによって血液をサラサラ状態にし、動脈硬化を撃退しましょう!

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