動脈硬化指数(AI)について

動脈硬化指数(AI)というのが最近話題になっていますが、これはどういった指数を指しているのでしょう?
動脈硬化指数(AI)とは、一言でいうと、動脈硬化を起こしやすいかどうか、その指数を調べるものです。
そもそも脂質の種類には、エネルギー源となるコレステロールと非常時用に蓄えられている中性脂肪がありますが、コレステロールにも悪玉(LDL)コレステロールと善玉(HDL)コレステロールとがあり、総コレステロールに対する善玉コレステロールの割合で測定するのが、動脈硬化指数(AI)になります。

動脈硬化指数 = (総コレステロール - HDLコレステロール) / HDLコレステロール

動脈硬化指数(AI)検査で分かるもの

コレステロールは、体内の細胞膜やホルモンの材料となる血液中の脂質成分の一つで、体にとって大切な成分で、肝臓から各組織へと運ばれるものをLDLコレステロール(悪玉コレステロール)といい、各組織であまって肝臓へと戻されるものをHDLコレステロール(善玉コレステロール)といいます。
健康な状態では、LDLとHDLがバランスよく保たれていますが、これらのバランスが崩れてLDLが増えすぎると、血管壁にコレステロールがたまって酸化し、動脈硬化の原因となります。
このLDLとHDLのバランスを数値化したものが動脈硬化指数(AI)であり、その検査結果の数値で以下のように動脈硬化を起こす危険度を示します。

【動脈硬化指数の計算数値の判断】
@ 〜3.0 : 心配ありません。
A 3.0 〜 5.0 : 注意が必要です。
B 5.0〜 : 今すぐ治療を行う必要があります。

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