動脈硬化を促進する物質
動脈硬化は心筋梗塞や脳卒中を引き起こす一番の原因とされていますが、その動脈硬化を促進させるのが赤身肉だと言われています。赤身肉とは、牛、豚、羊などの肉のことですが、それらの肉を多く摂る人が動脈硬化になり易いということです。
元々、赤身肉は、魚や鶏、七面鳥など白身肉と比べて心臓病や動脈硬化、脳卒中といった心血管病になりやすいことが指摘されていましたが、これは脂肪やコレステロールが原因になっていると思われていました。
しかし、新たな研究結果で、これらの要因を取り除いても赤身肉を食べる人では心血管病による死亡リスクが上昇すると報告されています。
その原因とされているのが赤身肉に多く含まれているL-カルニチンという物質で、赤身肉を日常的に食べることで、このL-カルニチンが動脈硬化を促進する「トリメチルアミン-N-オキシド」という物質に変化するとのことです。
やはり、普段からあまり多くの赤身肉を摂るのは控えた方が良さそうです。