糖尿病の初期症状は放置されやすい
糖尿病は少々血糖値が高くなる初期段階では、自覚症状は殆どないと言われています。
そのため健康診断等の検査で「血糖値が高い」と言われて初めて気づく方が多い病気です。
また、検査で血糖値が高い状態(高血糖)を指摘されたのに治療せずにそのまま放置して、危険な合併症が起こってから治療を受ける方が多いのが実態です。
糖尿病の主な症状
糖尿病の主な症状を以下に列挙します。
●糖尿病の初期症状
⇒水をよく飲む
⇒喉がよく渇く
⇒尿の量が多くなる
⇒疲れやすくなる。
⇒食べているのに体重が減少する
このように症状としては分かりにくいので放置しがちになることが今問題とされています。
このような症状に少しでも心当たりのある方は、ぜひ一度検査を受けてみることをお勧めします。
●糖尿病の自覚症状
自覚症状が出る段階になると、糖尿病はかなり進行している可能性が高いのです。次のような症状がいくつか当てはまる場合は、すぐに医師に相談し検査を受けてください。
⇒尿に甘い臭いがする
⇒目のかすみや黒い点が見えたりする
⇒できものができやすくなる
⇒皮膚のかゆみ
空腹時血糖値と食後血糖値
血糖値には「空腹時血糖値」と「食後血糖値」があり、通常の健康診断で測るのは「空腹時血糖値」です。
糖尿病には空腹時血糖値は高くなくても食後血糖値が高い場合があり、これが一般的に「かくれ糖尿病」と言われているもので、いわゆる糖尿病予備軍のことを指します。
一般的にブドウ糖負荷2時間後の血糖値が、糖尿病かどうかの判断基準になります。
140mg/dL未満なら正常値。200mg/dL以上は糖尿病と診断されます。
通常の健康診断では食後血糖値の測定を行わないので、糖尿病の危険性を感じている方は医療機関で測定してもらいましょう。
糖尿病は血液サラサラで撃退!
いずれにしても糖尿病はなる前に予防することが一番です。自覚症状がみられない場合でも、規則正しい生活習慣を心がけ、栄養バランスのとれた食事と適度な運動を行うことによって血液の流れを良くして血液サラサラ状態にもっていくことを心がけましょう。