果物は丸ごと食べるようにしましょう
一般的に果物の摂取は、糖尿病予防にいいとされていますが、それはあくまでも丸ごと食べることが条件になります。 この程アメリカの科学者が3つの研究をまとめた結果、ブルーベリー、ぶどう、りんご、洋なしなどの果物は糖尿病のリスクを下げることが明らかになりましたが、ジュースにすると逆にリスクを上げてしまうという衝撃的な報告がなされました。
ブルーベリーを週に3回食べる人は糖尿病になるリスクが26%、ぶどうとレーズンでは12%、りんごや洋なしでは7%、プルーンは11%という結果になりました。 他の果物ではバナナ、プラム、桃、あんずなどは効果がありましたが、逆にジュースでは8%リスクが増加するという結果になったというのです。
この研究は187,732人(うち糖尿病患者は12,198人)を対象に行われた3つの調査をもとにしています。 ジュースは「加工の過程で体にいい成分が取り除かれてしまうため」だと研究者は言います。より詳しい研究が必要ですが、果物を丸ごと食べることで糖尿病のリスクは大きく下がります。
糖尿病は悪化すると手足の切断や失明、腎不全、心臓病や脳卒中にもつながる恐ろしい病気です。重要なのはバランスのとれた食生活と適度な運動!ジュースよりも果物をまるごと食べて健康に過ごしましょう。