糖尿病の人にとってはコーヒーの飲み方が重要

コーヒーが糖尿病に良いというお話は、ある有名な健康系テレビ番組等で話題になったこともあって、衆知の事実としてあるのは確かです。
しかし、最近になってコーヒーは糖尿病には良くないという研究報告もあり、本当のところはいったいどっちが正しいんだと言いたい人も多いかと思われます。
結論からいいますと、これらの主張はどちらも正しいようです。もう少し正確に言いますと、コーヒーは糖尿病の予防には良いと言うのが正しいようです。
つまりコーヒーは糖尿病の発症前にはその予防に効果があるのですが、糖尿病発症後は要注意と言うのが正確なところらしいのです。
ではなぜコーヒーは糖尿病の予防に効果があるのかということですが、糖尿病の発症は肥満が大きな役割を果たしており、コーヒーに含まれるカフェインが脂肪の消費を促進し炭水化物の利用効率を下げるように働くことが大きく影響しています。
肥満は過剰なカロリー摂取が問題になりますので、発症前は脂肪の消費が問題になり、カフェインで脂肪を消費すれば肥満になり難いというのがコーヒーが糖尿病予防に効果があるという理由になっています。

つまり、コーヒーを飲むことによって血中のブドウ糖は増えていきますが、炭水化物は利用されにくくなるために糖尿病発症前であればインスリンが活発に働きますので、それでもブドウ糖は吸収されてしまいます。
結果、肥満を防ぐ効果が見られるため、糖尿病の予防に効果があると言うことになります。
一方で、糖尿病を発症してしまった場合には脂肪の消費は良いのですが、ブドウ糖はインスリンが働かない、或いは数自体が少なくなってしまっている状態のため、ブドウ糖が増加するとさらに糖尿病の症状を悪化させることになってしまいます。

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