1型糖尿病とはどんな糖尿病?
1型糖尿病(いちがたとうにょうびょう、ICD-10:E10)は、膵臓にあるβ細胞が死滅する糖尿病で、以前は「インスリン依存型糖尿病」や「小児糖尿病」とも呼ばれていた。その名の示す通り、生活習慣病(成人病)と関係ない小児に多い糖尿病である。
インスリンを分泌する膵臓のβ細胞が破壊され、体内のインスリンが不足することによって起こる糖尿病として知られ、25歳未満の若年者に発症することが多く、急速に進行するのが特徴です。
劇症1型糖尿病について
1型糖尿病でも最近注目されているのが急速に症状が進行する劇症型です。
世界で初めて劇症型を報告した大阪医科大学の花房俊昭教授によると、「糖尿病の兆候は全くないのに突然発症し、数日〜1週間でβ細胞がゼロになる」と解説しています。
患者の9割以上が20歳以上で40歳前後に多く、女性は妊娠後期や出産後2週間以内の発症が目立ちます。
特定の白血球型やウイルス感染との関連が強く疑われますが、不明な点が多く予防も難しいと言われています。