猛暑で怖いのは熱中症以上に脳梗塞
熱中症で1日に1000人以上の方が救急搬送される猛暑の中で、それ以上に心配なのが脳梗塞です。
ある調査によると気温が32度を超えると脳梗塞の死亡確率が1.7倍に増えるという結果が出ていますが、30度を超えたら危険と指摘する声もあります。
これらは年齢は関係なく、40〜50代でもやられるケースがあるとのことですので、特に生活習慣病予備群のメタボサラリーマンにとって暑さは大敵なのです。
医学博士の米山公啓氏によりますと、「猛暑の中で水分を取らずにいると、血液がドロドロになります。高血圧や高脂血症、糖尿病などで血管が細くなったり硬くなったりしている人は血が詰まりやすくなるのです。その結果、脳内の血管が破れ、最悪の場合は死を迎えてしまいます。心臓に不整脈がある人も要注意。心臓の血管に血栓ができ、それが血管を通って脳に移動し、血流を詰まらせることがあります」ということです。
脳梗塞の前兆については以前にお話しした通りですが、何かちょっとでも思い当たる場合はすぐに安静にしてお医者さんに係るのが良いです。
猛暑の中での脳梗塞の予防法としては、30分ごとに水やスポーツドリンクを飲むことです。喉が渇いていなくても定期的に飲まなければなりませんが、その場合、塩分補給のために梅干しや塩キャラメルみたいなしょっぱいものを食べたほうがいいとされています。
逆にビールやウイスキー、日本酒などアルコール類はどれも利尿作用があり、体内の水分を排出してしまいがちなので、お酒を飲んだあとは水を飲む習慣をつけましょう。また、寝る前に水を飲むことも効果的です。
とにかく暑い日は無理をしないで水分を取る。まずはこれを徹底しましょう!