脳梗塞と食事

脳梗塞の食事療法は、まず第一に脳梗塞の基礎疾患の代表格である動脈硬化を防ぎ、血液をサラサラにする食品を摂るという事が重要になります。
それには、動脈硬化の原因となるコレステロールや糖類の過剰摂取を回避するとともに、血液中でコレステロールが酸化して、血液ドロドロになってしまうのを防ぐ血液サラサラ成分を多く摂取する事などがその主な目的となります。
血液サラサラ成分の代表格としては硫化アリルが最も有名ですが、硫化アリルは、血中の脂肪を溶かしてサラサラにするだけでなく、血小板凝集阻害や血栓溶解作用があり、行者ニンニクや玉ねぎなどに多く含まれています。
さらに玉ねぎには、血中の悪玉コレステロールを減少させる働きや血小板の凝固を抑制する作用を備えていることも証明されています。

また、睡眠中に人はコップ2杯分ほどの汗をかくと言われていますので、特に高齢の方や動脈硬化のおそれのある人にとってこれは非常に危険な状態といえます。
つまり、発汗によって体内の水分が不足すれば血液が固まり易くなり、血液に粘りが出てドロドロ状態になるからです。
こういった状態では脳梗塞などの危険性がより増してしまいますので、夜寝る前に水をコップ1〜2杯くらいは飲んでおくと良いでしょう。
さらに、脳梗塞の予防法としては、肥満につながるような食事を控えるということも重要です。食べ過ぎはもちろんですが、高カロリーの食材はなるべく避けるようにしたいものです。
また、食事は薄味のものを中心に摂るようにして、インスタント食品の類はできるだけ避けるようにすることをお奨めします。
インスタント食品やファーストフードといったジャンクフードは味付けが濃い場合が多く、食塩やナトリウムといった高血圧の危険因子の過剰摂取にもつながります。
最近話題になったトピックの中で「お菓子やファーストフードも認知症の原因」というのもありますので、あまりファーストフードばかりに頼るのは避けるようにしたいものです。

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